楽健法創始者 山内宥厳先生出演 インターネットラジオ ゆめのたね放送局 「こっからパーマカルチャ-」 一回目
こっからパーマカルチャー
みなさんこんばんは、パーソナリティーのMAYAです
本日は、人間国宝クラスの、とっても素晴らしいお客様をスタジオにお迎えしています。奈良は、桜井市東光寺のご住職で、二人―ヨーガと言われる、足踏み療法楽健法の生みの親、また花のような香る楽健寺の天然酵母パンを奥様と共に40年以上も焼き続けていらっしゃる山内宥厳さんです。叡智の結晶のような奥深く面白いお方なので今日はどんなお話が聞けるのか私もとても楽しみにしています。
山内宥厳(やまのうちゆうげん)さんのプロフィールをご紹介したいと思います。
1936年徳島生まれ。詩人でいらっしゃいます。真言宗いわれ山東光寺のご住職、楽健法研究会主催者、楽健寺天然酵母パンの職人でもいらっしゃいます。1995年から2004年まで日本アーユルヴェーダ学会事務局長を務められました。40年余りに渡り、楽健法と楽健寺パンの教えを広め続けて、80歳になられる現在も、東奔西走なさっておられます。
著書には、詩集「雨季」、「がらんどうは歌う」「共生浄土(ぐしょうじょうど)」のほか、「二人ヨーガ楽健法」「楽健寺酵母でパンを焼く」があります。
今日は、素敵な笛の音からスタートしてくださったんですけども、本当に今日ここにスタジオにお招きできて光栄です。嬉しいです。
【MAYA】 ほんと引出しが沢山 お持ちの方なので、どこからいきましょうね。一番ほっとなところで。
【宥厳先生】 まぁ、あの、私の人生のモットーは、ちゃらんぽらんというふうに生きるということで。
【MAYA】 素敵な言葉じゃないですか。ちゃらんぽらん。
【宥厳先生】 いつも三ちゃら四がくということを皆さんに話しています。
【MAYA】 さんちゃら
【宥厳先生】
あのう、ちゃらんぽらんと生きるということは、ゆとりがあるということなんですね。それで、健康であるということも、体にも心にもゆとりがあるということが、健康なんです。ゆとりが無くなった状態が、健康を損なうということなんですね。
【MAYA】 なるほど~。わかりやすいですね。
【宥厳先生】
だからまあ、ちゃらんぽらんと生きていくということは、気持ちにゆとりがないと生きていけませんので。
【MAYA】 そうですね。
【宥厳先生】 そういう意味で、ちゃらんぽらんと言ってるわけです。
【MAYA】 なるほど~
【宥厳先生】 世間の常識には逆らうようですけど、、、あんまりクソ真面目な人間ではありませんので、
【MAYA】 そうですね~。かなり余裕というか、ゆとりが、人生の年輪と共に感じられる先生です。
【宥厳先生】 まぁ、生涯不良で生きていこうと思って
【MAYA】 わぁ~かっこいいですね。
【宥厳先生】 不良少年と、不良少女が夫婦になって、
【MAYA】 あははは~
【宥厳先生】 それで、パンを焼いているという
【MAYA】 そうなんですね~。奥様も、本当に素敵な、ね。少し姉さん女房でいらっしゃるんですよね。
【宥厳先生】 そうですね。
【MAYA】 今でも、80歳こえてらっしゃるんですけど、ほんと活き活きとした、ね
【宥厳先生】 そうですね。
【MAYA】 かっこいいカップルなんですよ。
【宥厳先生】 あのね、一緒になってね、数年してから家内の歳をはじめて知ったんですよ。
【MAYA】 ええ。
【宥厳先生】 それまで、ちょっと内緒にして、だまされてたんですよ。
【MAYA】 わ~そうなんですね。それほど、魅力的だったってことですよね。年齢を越えても。ね。
【宥厳先生】 まあ、勝ち目がなかったんですよ。
【MAYA】 ははっは そうなんや。そういう夫婦関係なんですね。
【宥厳先生】 そうそう。
【MAYA】 はいはい。
私あの、先ほどから先生と呼ばせて頂いてるんですけど、まあ、私にとって、山内宥厳さんは先生なんですよ。実はそれは、楽健法っていう、ね、健康法。
足で、こう寝てる、横たわってる人を上からこう、踏んでいく。変な説明ですけど、私が言うたら。はい、虐待じゃないんですけどね。
あのう、そういう足の裏で踏んでいくマッサージ法。それを、先生について学ばせて頂いてます。まだ、経験は私はね、浅い、一年未満でさぼりぎみなんですけども、はい。なんか、楽健法についてもね、なんかとても、その、発祥のあたりから。なんか、普通、手とかね、他の部分でやるマッサージは沢山あるんですけども、足でやるっていうのはね、なかなかないですよね。ヨーロッパなんかは特に、え、って感じですよね。
【宥厳先生】
そうですね、あのー、足というのは、体重がいつもかかってますので、だから、軽―く片足をのせてもですね、あの、結構な、圧がかかる訳ですね。
その圧で、足の裏に神経を尖らせながら、体を探って踏んでいくと、その、手で押したりマッサージしたり、手でするより遥かに楽に、体がほぐれるんですね。
【MAYA】 う~ん。やってる側も楽ですよね。指を痛めたりせずに。
【宥厳先生】 そうですね。そうそうそう。
足から健康になっていくという意味では、例えば、竹を踏む健康方法がありますよね。青竹踏み。
【MAYA】 はいはい。
【宥厳先生】 竹を踏んでもね、竹はありがとうとも言ってくれません。
【MAYA】 うんうん、言ってくれません。言ったらこわい。ふっふっふ。
【宥厳先生】 あの、人を踏んであげますとね、喜ばれて、同時に、自分もね、踏んであげる方も元気になってくる。
【MAYA】 あ~それいいですよね。
【宥厳先生】 だから、一挙両得の健康法なんですよ。
【MAYA】 はぁ~、踏んで踏まれて、両方とも元気になる。
【宥厳先生】 そうそうそう。これは、とても大事な観点だと思うんですね。
【MAYA】 そうですね、どっちがだけが受け取るんじゃなくて、巡る感じ。ね、受け取り合い、与え合いみたいな。
【宥厳先生】 だから人はね、あげるのは嫌いで、貰うのは好きっていう人が多いんですけどあの、楽健法をやってると、あげるのが好きになってくるんですよ。そういう感覚が体に生まれてくるんですよ。
【MAYA】 素晴らしいですね。あげることで、自分も元気になるからですよね。
【宥厳先生】 そうそうそう。それと、あげることで、とても喜ばれるんですね。踏む人がね。だから、そういう、例えば、あんまり宣伝はしないんですけども、
【MAYA】 して頂いて結構ですよ、せっかくの機会なので。
【宥厳先生】 あの~、医者に行っても良くならなかった。他の治療法、ずいぶんやったけれども良くならなかったというような人がいて、その奥さんが楽健法習いに来て、一回講習受けて家帰ってやってみたら、10年来のなんかご主人の不調、調子が一気に良くなった、とかね。
【MAYA】 すごいですよね。
【宥厳先生】 ええ、そういう信じられないようなことが起こるんですよね。
【MAYA】 起こってるんですよね~。
【宥厳先生】 それは、何故かと言うと、体の調子が悪いときは、必ずね、どっかが詰まってるところがあるんですね。
【MAYA】 詰まり、コリ、
【宥厳先生】 体っていうのは、全部こう、管の流れで出来上がってますから、流れがちょっと悪くなると、どこかに痛みとか、病気とかが出てくるんですよね。だから、体を元気にしようと思ったら、管の流れを良くしてやったらいいわけですね。
【MAYA】 なるほど~。
【宥厳先生】 で、その、管の流れが滞ってる場所、そこがスイッチなんです。
【MAYA】 スイッチ
【宥厳先生】 そこのスイッチのところというのは、大体足の付け根とか、腕の付け根に、どうしても体の負担の大きい場所に、かかってきますので、そこを足で踏んであげる。
【MAYA】 あ~。鼠蹊部、足の付け根は鼠蹊部。腕は、脇の下とかですかね。
【宥厳先生】 そうそう、腕の、つ、周りですね。
【MAYA】 肩甲骨まわりとかそのへん
【宥厳先生】 だから、まあ、そういうところを足で軽く踏んでいってると、とても、こう詰まっているところが、通りやすいんですね。
【MAYA】 あ~、確かにそうですね。なんか、トイレのぱこぱこってするやつで、ぱこって掃除してもらってる感覚がすごいしますね。
【宥厳先生】 だから、痛いところが必ずしも悪いとは限らない。
【MAYA】 え!?
【宥厳先生】 傷んでるところやは、要するに、電気がついて光っているようなもので、
【MAYA】 あ~、サイン。
【宥厳先生】
その、電気、光ってる電気切ろうと思ったら、スイッチ切りに行くじゃないですか。みなさん、電球外さないでしょ、いちいち。
その、スイッチを切れば、電気が消えるわけですよ。
【MAYA】 ちょっと、今の言葉反復したいですね。
【宥厳先生】
そのスイッチ、スイッチをですね、足を踏んでると、知らぬうちにスイッチ踏んで切っちゃうんですよ。楽健法っていうのは、そういう面白さがあるんです。
【MAYA】 へぇ~~。
【宥厳先生】
だから、この病気を治そうと思ったら、このツボ、なんてのを知らなくても、足で踏んで、ここはえらい硬いなと思うところを少し丁寧に、回数を多く踏んであげますと、そうすると、管がすーっと通るんですね。そしたら、スイッチがぱっと切れて、痛みがぱっと消える。
【MAYA】 へえ~。
【宥厳先生】 そういう感じですね。
【MAYA】 あ~、じゃあ、そんな正確なピンポイントなツボとかじゃなくても、硬いところをこう
【宥厳先生】 ツボを勉強してツボの知識があると、どっか胃が悪いっていったら、胃のツボを触ってあげたらいいんだと思って、ついそういうところに、手がいきがちなんですけど、実はそうでなくて、ツボなんてのは、どこのあるのか、ほんとは解らないようなものなんです。移動もするし。
【MAYA】 えー移動するんですか
【宥厳先生】 そうそう。
【MAYA】 それ知らんかった~。
【宥厳先生】 だから、スイッチが動き回ってるわけですから、
【MAYA】 それは~、へぇ~
【宥厳先生】 だから、足で踏むと、広~く全身を踏んであげるのも、割と造作なくできるでしょ。そうすると、知らないうちに、スイッチを踏んで切ってしまう
【MAYA】 確かに、知らないうちにっていう、特典付きですよね。
【宥厳先生】
だから、まあ、硬いなーって思うところが、だいたいスイッチなんだと思って、全身を踏んであげてるうちに、ここは硬いぞって思うところを、少し丹念に踏んであげる。そういうことで、バランスがとれてきて、あのー、嘘のように治るんですね。
【MAYA】
そうなんですね、硬いところあたりを踏んでいくと、スイッチが勝手にその辺で切れるんですね。
【宥厳先生】
そうですね。そういう感じ。だけどこれは、あの私、長年アーユルヴェーダ学会の事務局なんか、通算20年もしましたけれども、アーユルヴェーダの教えなんかでも、あの、管を通すっていうことを一番重要視しているわけですね。
【MAYA】 管っていうと、脈とかそういうことですか?血管、リンパ
【宥厳先生】 血管も、口から食べて下から出すのも管だし、
【MAYA】 そうですね。
【宥厳先生】 血管も神経も全部、体、管を通ってる
【MAYA】 ああ、そうか。はい。
【宥厳先生】 そういう、管のことをアーユルヴェーダではスロータスというふうに呼んでいるんですけど
【MAYA】 スロータス、へー。
【宥厳先生】 このスロータスの通りを良くしてあげる。
【MAYA】 ふ~ん。
【宥厳先生】
このことだけ考えていれば、病気は治るわけですね。これは、西洋医学でも全く一緒なんですけども、西洋医学では、なんか非常に、あのー、症状に現れたところを、
【MAYA】 うん、対処療法ー
【宥厳先生】 対処療法ですね。そういうところを触って何とかしようっていう風に考えるので、なかなか成功しないってのはそれなんです。
【MAYA】 あ~、なるほど、モグラ叩きみたいな感じで、ここで緩和してっていったら、また別のところで爆発したりとか
【宥厳先生】 そうそう、だから、一番根本のところを、触ってあげたら、そしたら~、あの~、全部通りが良くなっていくんですね。
【MAYA】 なるほど~。
【宥厳先生】 だからまあ、健康管理というのは、管理というのは、管を正すと書くんですよね。
【MAYA】 あっ!おぉ~、ちょっと書き留めたいですね。ちょっとまた、反復して聞かな。
【宥厳先生】
だから、まあ、体っていうのはいつも、こう、自然に、浄化しよう浄化しようと、きれいにしようきれいにしようと働いているんですけれども、それが追っつかないほど汚い物を体に大抵どんどん入れていくんですね。
【MAYA】 添加物とか、環境の悪いところに身を置いたりとかそういう
【宥厳先生】
そういうのが、だから、食養の知識とかがあって、少し食べ物を切り替えていくと、あまり体を汚さない食べ物を食べるようになってくる。そういうのが、いわゆる、食事で病気を治すということですね。
【MAYA】 あ~、体に入れる物とか、身を置く環境だったりとかそういうところ?
【宥厳先生】
だから、そういう意味で、私が、天然酵母パンを焼いて、それで、普及。自分で焼いてください、と言って普及しているのはそういう意味なんですよ。あの天然酵母パンも、発酵食品の、完熟した発酵食品ですので、
【MAYA】 完熟なんですね
【宥厳先生】
ええ、とっても、体にやさしい作用をするんですね。それで、腸の中の細菌叢が、とても良くなってきますので、
【MAYA】
あ~、内側からその、管を、通す。きれいにしていくっていう働きを天然酵母パンでされている。
【宥厳先生】
そうそう。そういうことをやろうとして、まあ、パンも40年以上続けてきたんですけども。
【MAYA】
ね~、すごいですよね。奥様と一緒に、なんか、夫婦おそろいで、もう40年以上ずっとそれを、焼き続けて。
【宥厳先生】 そう。まあ、注文はしないでくださいって言って、
【MAYA】
自分で焼いてくださいって言うんですよね。作り方をお伝えしますからって言って。
【宥厳先生】
そうそう、ノウハウは公開しますのでということで。だから、まあ、楽健法もそうですけども、要するにあの、名人がいてその名人にしかできない治療法なんてのは僕はあんまり、かわないんです。
【MAYA】 なるほど~。
【宥厳先生】 どんな名人だって、100万人の人を治すわけにはいかない。
【MAYA】 いかない。できないですね。
【宥厳先生】 ね、だから、あの人はとても名人だっていうよりも、誰であっても同じように効果があるっていう。子どもが踏んでも効果があるっていう、楽健法なんていうものはね。
【MAYA】 素晴らしいですね~。
【宥厳先生】 どんどん、世の中に広めていきたいなっていうふうに思っているわけですね。
【MAYA】
そうですね。先生のホームページの写真見たら、子どもさん、小学生の子どもさんもいっぱい楽健法やってますよね。誰でもできる。
【宥厳先生】
だから、親子で、もう幼稚園の、幼稚園児ぐらいになるともう十分お母さん踏んであげて、お母さんが踏まれて時期にぐうぐう寝てしまうという状態になるんですね。
【MAYA】 気持ちよさそうですね。
【宥厳先生】
だから、足で踏むっていうことは、とっても得難いことなんで、出来るだけ広めていきたいなというふうに、頑張っているわけです。
【MAYA】
そうですね。なんか、体がしんどかったり、痛い、つらい時は、踏まれてる時もうなんか絶叫したりするときあるんですけど、その後の爽快感がもう、忘れられなくって。やっぱり、管が通るんでしょうね。
【宥厳先生】
なんか、どんな深い疲労感であっても、疲労困憊してても、楽健法すると翌日にはシャキッと、元の体に戻ってしまうという、そういう不思議な治療法ですね。
【MAYA】 そうですね。
【宥厳先生】
でも、これはもう、原理から考えたらごく当たり前のことで、要するに管を通してあげるだけのことですので
【MAYA】
そうですね。詰まってたところを、踏み開いて、通りやすい状態にですね。
【宥厳先生】 だからあの、最短距離で効果があるっていう療法ですね。
【MAYA】
ね~、ぜひ皆さんも体験していただきたいなと思います。私もね、もうほんま楽健法、よく昔倒れてた時に、、ちょっといろいろ、離婚直後の心が苦しんでるときとか、働きすぎて気絶してるときとかにね、よく友だちにやってもらってたんですけど、その都度、次の日ほんまに、スキーーっってかんじですね。あの味を忘れられずに今は、教えてもらいに通っています。
ね、先生のお話、まだ、あの聞いていきたいんですけども、今回は二週連続に先生にお越しいただいて、また来週もね、続きを伺いたいと思います。
それでね、いつも、ゲストさんに来られた方に、その方が日々実践されていることで、いのちが元気になること、喜ぶようなこと、パーマカルチャーというテーマで、活かしあう、自分と自分の関係だったり仲間だったり環境だったり、そういう元気になるような、いのちが喜ぶような暮らしのヒント、なんか続けていらっしゃることで、何か。
【宥厳先生】 そうですね、それはね、誰でも可能なことで、
【MAYA】 それがいいですね。
【宥厳先生】
あのー、私が、毎日欠かさずやってること、これは、もう、みんなもやってほしいんですけど
【MAYA】 はい
【宥厳先生】
寝床にはいって、寝る前に、シャツの上からでもいいですから、ヘソの周りを時計回りにぐるぐるぐるっと、お腹をマッサージして、マッサージというより撫でてもらうんです。
【MAYA】 お腹を、ヘソの周りを撫でる。何回ぐらい。
【宥厳先生】 200回ぐらい。200回やらずに、気持ち良くて寝てしまったらそれはそれでいいんですけど。これを毎日実行してますと、あのー、お腹というのは、植物では根っこにあたる場所ですので、非常に根っこが丈夫になって、それで、便秘のひどい人なんかは、これを続けていると必ず治ります。
【MAYA】 そうですか。
【宥厳先生】
20回ではだめですね、200回やると必ず効果があります。力入れなくていいですから。さーっとお腹200回撫でる。
それをね、今日聞いた人は、死ぬまで、毎日続けてください。
【MAYA】 死ぬまで。どんどん元気になりますよね。もうやめたくなくなります。
【宥厳先生】 そうそうそう。ぜひやってください。
【MAYA】 みなさんぜひやってください。私も今日ぜひやってみます。