楽健寺天然酵母パンって難しい??
大阪のとある駅の、天然酵母を掲げるパン屋さんで、楽健寺天然酵母を使ったパンを売っている店がある、という情報を得ました。
ある人曰く、「ピザパンに楽健寺天然酵母と書いてあったけど、全然美味くなかった」と。
その、パン屋は、様々な天然酵母を扱うパンやさんで、○○酵母、○○酵母と書かれていました。
どうやら、先生たちには全く連絡がないので、勝手にやってる模様。
...と、いうことで、突撃訪問!!!
行って参りました!!!
お店に行ってみると、楽健寺天然酵母という文字はありません!
何度見てもありません!!
可能性として、
楽健寺天然酵母パンの熱心なファンが、すでに、「このパンは本物じゃない!」と言ったのではないか、と予測されますが、
一応、
店員さんに聞いてみました。
「あの~、こちらに、楽健寺天然酵母パンが売っていると聞いてきたんですけど、ないんですか~?」
店員さんは、最近始めましたといわんばかりの、若い女の子二人。
一人の子は、え、何それ、何それ??と言う感じで、もう一人の店員に目配せをする。
そして、もう一人の、人が、少し戸惑いながらも。
「楽健寺酵母だけ、取り扱いをやめたんですよ」と。
「何でやめちゃったんですか?」と詰め寄るわたし。
「酵母が上手く発酵しなかったんですよ。」
「そうなんですか~ありがとうございました」
とのことでした。発酵に関しては、おそらく他の酵母よりも難しいということはないと思うので、
時間と手間と材料費。
これらのことを考えると、楽健寺天然酵母だけ、やめちゃったんじゃないのかなーと思いました。
こうやって、天然酵母という看板を掲げつつも、本物じゃないものが、また増えていくのでしょうか・・ねぇ~。。。
楽健寺天然酵母パン
楽健法とセットで必須なのが、楽健寺天然酵母パンです。
パンの工場は、東大阪にあります。
今日は、そちらでのパン工場レポートを少ししたいと思います。
日曜日の夕方、パン種を仕込むところから、パン作りはスタートします。
林檎、人参、山芋をミキサーにかけ、
ご飯と強力粉を混ぜて、
一晩寝かせて、パン作りスタートです。
午前3時より、工場でパン作りはスタートします。
早速、パンを捏ねます。
パンのこね具合は、絶妙です。
二人で、様子をじっと見つめている姿が、とても印象的です。
こねが終わると、しばしの休憩を行います。
一次発酵が済むまでの2時間ですが、こねを何回か回しているので、
休憩といってもほんの一息。
コーヒーと、ちょっとした果物とパンを食べました。
それから瞬く間に、パンの成型が始まります。
はじめは、ブドウパン。
良く膨らんでいます。
こちらは、食パン。食パンは、宥厳先生担当です。このテーブル一面が食パン用の生地で埋め尽くされます。
朝、8時ごろ、最初のパンが焼きあがります。
焼き上がりごろに、二人助っ人が来ました。
二次発酵を終えて、パンを焼き、次のパンを入れて焼いている間に、
焼き立てほやほやを!
楽健寺の天然酵母パンは、蒸して食べるともっちもちですが、
そうはいっても、焼き立てに勝るものはなく、
最高に美味しい瞬間です。
外はぱりぱり、中はもっちもちです。
食パンが焼きあがりました!
その他にも、プチパンや、ライ麦パン、全粒粉パン、ヨモギパン、ブドウパン、クルミパンなどが、どんどんと焼きあがって、すべてのパンが焼きあがったら、
一旦終わり、、、、
と言いたいところですが、
それから、発送用の袋詰め、箱詰めが次々と待っているのです。
朝の3時に作業を開始し、発送まで済ませるのが、ちょうど15時ごろ。
12時間ほぼぶっ通し、立ちっぱなしの作業で、
それを、80歳と、86歳でおやりになってるのです。すごい!
材料も時間も手間も、惜しみなく注ぎ込まれた楽健寺天然酵母パン。
だから、最高に美味しいこと間違いなし!!ですね。
楽健法の極意
楽健法の極意とは何か、考えることが良くあるが、
最近行き着いたところは
『自信』『丁寧さ』の両立である。
自信があると、体に力が入っていない。
ある意味余裕がある状態。
踏まれているときに、緊張していたり、自信がないと、どこかぎこちなく、気持ちが良くない。
しかし、自信だけがあると、過信になる。
そうなった状態だと、気持ちがいいところもあるが、絶対に、痛いなと思うところがでてくる。
やられている方は、痛いような、いや、これで合っているのだろう。でも痛い、でも言えないという状況に追いやられる。
そこで大切になってくるのが、丁寧さ。これは、謙虚さとも言い当てることができる。
この、丁寧さが、丁寧すぎるのもまた、勢いがなくて良くない。
この丁寧さ、謙虚さは、
自信と併せ持つことで、素晴らしい楽健法マスターになれるのではないかなと、
最近そう思うのです。
硬いところ、痛いところは十人十色。ももの前の内側。
楽健を全く知らない人を踏むときは、まずは様子を見ます。
今回は、マッサージ好きですか?って聞いたら、大好き!という答えだったので、
スムーズに楽健入りしました。
マッサージされなれているだけあって、初めて踏まれるのに、特に痛みもないようで、
はじめから、きもちい~と。
足のボリュームもあったので、横向きを踏まれても、少し痛いけど、
痛気持ちいと。
これは、これは、と結構普通に踏み進めていたところ、
仰向けになったところで、
「うー、そこは痛い」
確かに、ここの内側のところにピーンと硬い筋がありました。
ここが痛いらしくて、足をのせただけで、痛い~という始末。
それ以外のところは、いたって普通。
このピーンという筋が、カタいところで、踏んだらいいところってのわかるのですが、
ここ何で痛いの?
と聞かれたら、うーんと言葉に詰まってしまいます。
本人は、腰が痛いときがあるとのことです。
とりあえず、ももの前の内側が痛い人の記録です。
楽健法創始者 山内宥厳先生出演 インターネットラジオ ゆめのたね放送局 「こっからパーマカルチャ-」 二回目
こっからパーマカルチャー。
本日はですね、先週に引き続き、私からすると、人間国宝と呼ばせて頂きたい、とっても素敵なお客様をスタジオにお迎えしております。
奈良は、東光寺というお寺のご住職で、足踏みマッサージ楽健法の創始者であり、かつ、花のように香る天然酵母のパンを奥様と共に40年以上も焼き続けていらしゃる山内宥厳さんです。
長年積み重ねてこられた、多くの経験と知恵の宝庫から、今夜はどんな面白い話が飛び出してくるのか、私も今からどきどき、とっても楽しみにしています。これからの30分間、皆様どうぞ最後までお付き合いください。
この番組は、人と人、人と自然をつなぎ、活かしあいながら、もっと生き心地のいいやり方、関係性、暮らしを皆さんと共に考え、受け継がれていく命が喜ぶような未来を共同創造していく、そんなきっかけになることを願って発信しております。
いのちが喜ぶ方へ、まごころを込め、今ここにあるものを活かして、できることから始めよう。自分の足元から、心地いい世界を広げていこう。
その道すがら、同じ想いを抱く同士や仲間たちと繋がり、そんな世界が自ずと広がっていく、小さな輪も大きな輪も、共鳴し合っているのを感じながら、感動、喜び、ありがとうの気持ちが、その流れを後押しして、前に進むことを力づけてくれます。
真剣ではあるけれど、深刻にはならず、遊びに満ちた方法でお互いの夢を叶えあう、活かしあい、ありがとうの心で、繋がり、巡っていく、無限の可能性を秘めた新しい未知の世界、心通う、沢山の仲間たちと一緒に作っていけたら、それぞれの場所で、距離は離れていても、この時代、共に作っていってるんだっていうこと感じながら歩めたらどんなに心強く励みになるかなーと思います。
ラジオの前で、耳を傾けて下さってるあなたも、お気持ちがあれば、いつでもウェルカムです。そんなことを思い描きながら、今日もお届けしてまいります。
【MAYA】改めまして、こんばんは。始まりましたね、トークライブのコーナー早速行ってみたいと思います。そして、今夜の素敵なお客様をご紹介していきたいと思います。山内宥厳さんです。いただいているプロフィールをまず、ご紹介させていただきますね。
1936年徳島生まれ。詩人でいらっしゃいます。真言宗いわれ山東光寺のご住職、楽健法研究会主催者、楽健寺天然酵母パンの職人でもいらっしゃいます。1995年から2004年まで日本アーユルヴェーダ学会事務局長を務められました。40年余りに渡り、楽健法と楽健寺パンの教えを広め続けて、80歳になられる現在も、東奔西走なさっておられます。
著書には、詩集「雨季」、「がらんどうは歌う」「共生浄土(ぐしょうじょうど)」のほか、「二人ヨーガ楽健法」「楽健寺酵母でパンを焼く」があります。
お待たせしました。それでは宥厳先生、先週に引き続き、今週もよろしくお願いします。
【宥厳先生】どうもよろしくお願いいたします。
【MAYA】先週はですね、あの、楽健法の足踏みマッサージですかね、そのことについてメインで語って頂いたんですけども、えー、楽健と名前がつくところで巷で凄く、ね、結構広まっているというか、有名な天然酵母の一番走り?一番初めからねされているということなんですけれども。楽健寺酵母という酵母菌を使ったパンを焼かれているんですよね。
【宥厳先生】そうです。
【MAYA】はーい。これがまた、普通のパンちゃうなって感じですよね。
【宥厳先生】そうですね、あのー。パンをね、天然酵母パンというのを、まぁ、勉強しだして、それで、このパンを食べてると、どんどん体が元気になる、どんな病気でも治っちゃうというような、そういうパンが作れますということを、ある人から聞いて、研究を始めたのがきっかけですね。
【MAYA】あ~、そうなんですかぁ。へぇ~。
【宥厳先生】ええ。それで、結局それはね、あの~、パンというのは、発酵食品。という風に、世間ではまあ、言われているパンが多いんですけれど、
【MAYA】うん。はいはい。
【宥厳先生】実は、本当の「発酵食品」としてのパンを作っているっていうのは、現代ではほとんど無くなってしまってたんですね。
【MAYA】へぇ~。
【宥厳先生】それで、あのー、実はそれは、インスタントイーストと言って、
【MAYA】インスタントイースト?
【宥厳先生】今、ちまたで大手のパン屋さんが作ってるパンは全部インスタントイースト。だから、要は膨らんだらいいということですね。
【MAYA】ふくらし粉じゃないけど、あぁ~
【宥厳先生】膨らますためのイーストなんですね。
【MAYA】へぇ~。
【宥厳先生】膨らますということと、発酵させるということは、全く別なんですね。発酵させると、発酵食品としての、食品が出来上がる訳ですね。だけど、ドライイースト、生イースト、それから、今、天然酵母パンという名前で、盛んに売られているパンも多くは、インスタントイーストです。
【MAYA】そうなんですかぁ。あら~。
【宥厳先生】そうすると、発酵食品ではないんですね、それは。
【MAYA】えぇ~。
【宥厳先生】そうすると、そういうのは、例えば、グルテンフリーというのを考えているような人には、食べられないパンなんです。
【MAYA】そうなんですね~。いや~、それ、見分け方とか、知らない人とか多いんじゃないですか。
【宥厳先生】まずわからないでしょうね。
【MAYA】わかんないですよね。
【宥厳先生】だけど、私が作りだしたパンは、あの、完熟させたパンですね。発酵食品になってるパンです。そういうパンを、あのー、自分で、できるだけ家庭で焼いてもらいたい。
【MAYA】うんうんうん。
【宥厳先生】ということで、研究をして、それで、私は、昭和49年からパン工房をこしらえて、発売してるんですけれども、実際は、全く商売になったことはなくて、
【MAYA】えぇ~。そうなんですね。
【宥厳先生】40年経っても、未だに赤字のままね、ずっと継続してるわけです。
【MAYA】もう、奉仕と貢献のために、やむなく。
【宥厳先生】そうですね。毎週月曜日だけパンを焼いて、それでまぁ、40年続いたんですね。これが毎日、パン屋で飯食っていこうと思ったら、とても続かなかったと思います。
【MAYA】あぁ、そうですか。
【宥厳先生】だから、儲けるということは諦めて、その世間のインスタントイーストをパンだと思い込んでる人たちに、文明批評として、存在させようと思って、ずーっと続けてきたんです。
【MAYA】なるほど~。そういう意図というか、目的~
【宥厳先生】それで、私のパンを食べたい人は、自分で、ノウハウは公開しますから、自分で作ってくださいというコンセプトでやってきたんですね。
【MAYA】はぁ~。
【宥厳先生】で、私が火を消したら、パンが普及しなくなりますから、できるだけ作る人、自分で作る人を増やしたいと思って、ずーっと継続してきたわけです。で、このパンの特徴は、あのー、要するに原価計算などという、そういう、さもしいことはしない。
【MAYA】さもしいことはしない。
【宥厳先生】だから、りんごとか、人参とか、いろいろ材料をふんだんに使って。そういう原価計算なんてしてたら、次安い物を買ってくるとかいう、いやしい心が働くでしょ。そういういやしい心が働いたら、本当の贅沢な物は作れない。
【MAYA】うわー。かっこいいな。ふふふっ。それで、持続できてるということがまたね。
【宥厳先生】それで、まぁ。他のことで仕事をしながら、パンの方は、利益のことは考えないで、要するに、面白いから作る。楽しいから作る。
【MAYA】それと、社会活動というか、あれですよね。
【宥厳先生】そうですね。
【MAYA】革命的な
【宥厳先生】それで、私のパンを丁度作り出して、7、8年ぐらい経ってから、朝日新聞が、かなり大きな記事で全国版で紹介してくれたんですね。これがきっかけで、日本中に天然酵母パンという言葉が一般化したんです。
【MAYA】すごい!先生の楽健寺酵母から始まったんですね~。天然酵母という言葉が。
【宥厳先生】そうですね。そういうことから、その後、大分天然酵母というものを作る人が増えてきたんですけれども、実際は、インスタントイースト。要するに、添加物の入ってない酵母であれば、天然酵母パンだということで、通用するもんですから、だからそういうパンを、作って、売ってる人が多いんですね。だから、実際は、あんまり手間がかかって儲からないような仕事はしたくないっていう。
【MAYA】そう、そらそうですよね。みんな、持続可能なって思った時には利益も上げながら、ってこと普通ね、考えるもんですね。
【宥厳先生】だから私は、かなり、随分有名になってきたんですけども、有名になった割に何にも。
【MAYA】ふふふっ。手元には残していないというか。
【宥厳先生】残してもいないし、こう、なんかもう、ほんとの町工場の、未だに洒落たベーカリーが作れるでもなく、
【MAYA】工場という感じで、やってはるんですね~。
【宥厳先生】そう。
【MAYA】いやいや~。すごいですね。皆さんの意識が、ね、こう、目覚めるように、そのために奉仕してくださってる感じですかね。
【宥厳先生】しかし、最近は、あの、ホームベーカリーというのも普及してきて、それで、それでも焼けるということが分かってきましたので、
【MAYA】あ、楽健寺の酵母を使ったパンが?
【宥厳先生】そうですね。それで、かなり、作る人が増えてきて、Facebookでもそういうページができて、盛んに皆さんが作ったパンをアップしてくれたり
【MAYA】へぇ~。その、ページ名は何て。Facebook上では。
【宥厳先生】えー、楽健寺酵母パン研究会ていうな名前で。検索してもらったらすぐに出てきます。
【MAYA】楽健寺酵母パン研究会で、Facebook上で調べたら、パンのことについて知れるということですね。
【宥厳先生】そうそう
【MAYA】ねぇ、皆さんぜひ。私も帰ってから調べてみます。まだ見てないです。すいません。下準備が。
【宥厳先生】だからまあ、パンのことは、まーあのー、面白い、好きでやってるんですね。私はまあ、元々物づくりですので、
【MAYA】職人さんで?
【宥厳先生】家具を作る職人で、指物師という
【MAYA】指物師というんですか
【宥厳先生】それがもう、子ども、10歳のときから、私は指物師になったものですから、
【MAYA】ねぇ、すごい若くして、15歳?19歳ぐらいでもう40歳ぐらいの職人さんと同じくらいの月給をとって、家族を7名養っておられたという話を記憶してます。すごい腕前でうよね。
【宥厳先生】腕というよりか、運命ですね。
【MAYA】運命~。養わなければいけなかったっていう感じですか?
【宥厳先生】そう、そうそう。だから~、運命には逆らえないというやつですね。
【MAYA】ね、それにちゃんと手がついてね。
【宥厳先生】そう、そういうことから、いろんなことを手掛けるようになってきたんですね。
【MAYA】うーん、そうなんですね。なんか、ね、パンももちろんそうやって完熟っていうなんか本物パンで、体の管を通していってくれるような楽健法と同じような内側から、そういうのを扱っておられたりとか、ほんと沢山のね、引き出しあるんですけれども。一週目のときにね、先生、あのー、笛を、ネイティブアメリカンフルートを、吹いてね、素晴らしい音を聞かして頂いたんですけども、なんかその、先生の好きな音楽とかについても、お伺いしたいな~なんて。
【宥厳先生】あー、そうですね。まああの、私はね、きちんとした勉強を、なかなか、ようしないタイプで、つまりあの、学校で勉強するというようなことが,不得手なんですね。あぁ、音楽も自分で笛を作って、
【MAYA】へぇ~
【宥厳先生】吹いたりはするんですけど。
【MAYA】はい、いきなり作っちゃったんですか?
【宥厳先生】そうですね。楽譜が読めるわけでもないし、まあ、我流で楽しむだけのことなんですけど、
【MAYA】でも、素敵ですね。それができるってね。
【宥厳先生】まああの、今日も一本持ってきてますけど、横笛を初めて作ったとき、あるお寺に行き、山道を車で走りながら、生えてる竹を見つけて、車の中から、あの竹は笛になりそうだいうふうに、
【MAYA】見ただけで
【宥厳先生】そう見ただけで思って、それでノコギリ持って行って、笛を、竹を切ってきたんですね。
【MAYA】すごい思いつき。
【宥厳先生】しかしながら、笛というのがどういう風に作られているか分からないし。で、昔、インドに何回か行ったときに、お土産に一本だけ買ってあった。その笛を手に取って、ものさしでいろいろ測ってみたんですよ。穴の位置とか。そしたら、この穴の位置の決め方にはルールがあるということを発見したんですよ。
【MAYA】はい。
【宥厳先生】で、笛の穴の位置のルールを、見つけ出して、それで、自分の好きな長さに竹を切って、そのルールに従って穴をあけて吹いてみると、そしたら、ドレミファソラシドって音が出てくる。
【MAYA】すっごいですね。なんか、職人のなんかこう気質というか。素質?
【宥厳先生】それから、あの、面白くなって、いろんな長さの笛をね、だから僕は、調律がなんだとかいうのは一切わからないんですよ。
【MAYA】えー。
【宥厳先生】適当な長さに竹を切って、適当に、その法則に従って穴開けて、やるという。
【MAYA】あ~、ね、モットーは、ちゃらんぽらんですもんね。ふふふふふ。
【宥厳先生】それで、我流で音を出すっていう。だけのことで。
【MAYA】やあ、でも、適当って言葉が深みを持ちますね、先生が言うと。調度いいという感じのね。
【宥厳先生】それで、まあ、子どものときに、NHKのラジオで、笛吹き童子なんていう連続ドラマがあって、福田蘭童という人がいつも横笛のきれいな音を流していたんですね。それで、いつか僕もあんな笛を吹きたいなと思っていたのが、五十を過ぎて山で竹を見つけて、吹いたのが始まりで、それから僕も笛吹き童子になっちゃったんです。
【MAYA】はっはっは。いいですね、思いつきからこう、腕がついていてね。具現化して笛は出来るし、音は、ね、
【宥厳先生】そんなこんなで、我流で音を出すだけなんです。
【MAYA】へ~。
【宥厳先生】だから名曲を吹いてくださいなんてのは、楽譜見ながらやる、演奏するなんてのは出来ないです。
【MAYA】再演とかいう、あれじゃないですね。今ここに湧き起ってくるものを、はい。
【宥厳先生】そうそうそう。
【MAYA】管を通して通過させるみたいな感じですか。ね~。先生もいっぱい数奇な人生を送って、いらっしゃるようなんですけども。数奇な人生で、すごく影響を受けられた方がいらっしゃるとか。
【宥厳先生】あー、そうですね。あのー、例えばね、歌は、単に流行するだけのものでなくて、世の中を変えるような歌もある、というような歌にに出会ったことがあるということです。
【MAYA】へー、どういう歌ですか。
【宥厳先生】それはね、あのー、チリの歌手で、ヴィオレッタ・パラっていう作曲家で歌手で、それで、大学のプロフェッサーもしてたような、女流詩人がいるんですけども。彼女はね、とっても激しい人で、例えば自分が、どっかのバーみたいなところで、演奏会やって歌っているときに、自分の恋人が若い女を連れて向こうから入ってきたら、歌うの止めて降りて行って、女の子のほっぺたひっぱたいたりするんです。
【MAYA】すごいですね~。演出じゃなく。
【宥厳先生】なんか最後には、彼女ピストル自殺するんですけども。
【MAYA】うわ~。すごい発想。
【宥厳先生】そういう、ヴィオレッタ・パラのことを、私に教えてくれた人がいて、そういうことをちょっと詩に書いたりしたことがありますね。
【MAYA】へー、そう、先生ね、あの、元々、詩人でいらっしゃって、人生通してずっと詩を書かれて
【宥厳先生】どんな詩を書いたか、ちょっと読んでみましょうか
【MAYA】ぜひ。聞かせてください。
【宥厳先生】
見知らぬ人へ
まり子さんが、ヴィオレッタ・パラの詩集をくれた
彼女はトクータ・ゴルディージョというアルゼンチンの歌手を連れてきて
音楽会を寺でやった
彼のフォルクローレは 骨にも沁みた
ヌノさんという詩人が不意に死んで、追悼会があった
ギターを抱えた 月田秀子さんが、ひとつだけ歌を弾き語った
人生よありがとう こんなにも多くのものを私にくれて、と
トクータ・ゴルディージョが同じ歌を歌っていて
僕の五感にそれははまっていたのに
僕はそれまで知らなかった
その歌がピストル自殺を遂げたヴィオレッタ・パラの愛すべき哀しい歌であったことを
まりこさんのくれた 詩集の題名でもあったことを
それで僕は 一つ謎の解けた人生に 「ありがとう」と声に出して言うのだ
【MAYA】へぇ~、なんか登場人物まり子さんとか、ねえ。
【宥厳先生】このー、まり子さんというのが、たまたまねぇ、あの、パンを教えてあげて、ある店で、パンを焼いてた女の方なんですね。
【MAYA】あ、楽健寺酵母で
【宥厳先生】えぇ。その方が、そのパン屋さんを退職されて、九州に行って農業やるとか言って、帰りがてら私の家に寄ったんです。
【MAYA】奈良の桜井に
【宥厳先生】そうそう。で、このまり子さんは、アルゼンチンで、あの、いろいろ長年暮らしたもんですから、スペイン語が良くできる方ですけど、翻訳を今携わったりしたんですね。それで、このー、ところが、あの、この彼女が、トクータゴルディージョっていうアルゼンチンの歌手を東光寺に連れてきて演奏会をやったことがあるんです。
【MAYA】あぁ、先生のお寺に連れてきて。
【宥厳先生】ええ、この人は、銀熊賞なんかね、カンヌ映画祭で銀熊賞なんかを取ったりした作曲家なんですけど、
【MAYA】銀熊賞
【宥厳先生】はい。このー、人を、連れてきて、やって、歌を歌ってくれてたんだけど、その時は僕の頭に入ってなかったんですね。あの、言葉がわからないから。
【MAYA】ああ、なるほど。
【宥厳先生】ところが、ノノさんというのは、布村寛っていう、布村寛さんっていう友人の詩人で、この詩人が亡くなったときに、追悼会をのちにやったんですね。そしたら、大阪に住んでたフォルクローレの歌手の月田秀子っていう歌手が、ギターを抱えて、あのー、追悼会の席上で、舞台に現れて、私の一番好きな歌を歌いますといって、これを歌ってくれたんです。
【MAYA】へー、今の詩に、メロディーがついている。
【宥厳先生】そうそう、「人生よありがとう」っていう。それを、言語で歌ってくれたんですね。
【MAYA】はー、そうなんですね。
【宥厳先生】なんかあの、♪グラーシアス アラビーダ ♪ケミャダド タント
というような、歌なんです。
【MAYA】スペイン語
【宥厳先生】スペイン語。この歌がね、世界的に大きな影響を与えた歌で、それで、その後、南米のね、軍事政権をひっくり返す、革命にも、あのー、民衆に力を与えて、皆がこの歌を歌って戦ったという
【MAYA】ちょっと、要チェックですね。
【宥厳先生】そうそう。とても素晴らしい。
【MAYA】今、読んで。えっと、「人生よありがとう」っていうタイトル。
【宥厳先生】そうですね。
【MAYA】で、調べると、
【宥厳先生】でてきますよ。
【MAYA】youtubeとかで。
【宥厳先生】ええ、でてきますね。
【MAYA】チリの歌なんですね。ちょっと、歌詞の内容をね、じっくり、読んでみたいですね。それは。
【宥厳先生】まあ、人生、いろんなもの私にくれて、それはー、一人ひとりがいろんなものを人生から、いただいてるわけですよね。いただいてるんだけど、一つひとつのこと、目で物が見える、口で物が言える、
【MAYA】耳で
【宥厳先生】きこえる、手で触れる。そういうことが、すべてがね、ほんとにありがとうと、声を出して言わなくてはいけないような。そういう思いで作られた詩ですね。
【MAYA】ねー、それは味わいたいです。味わって、じっくりね、
【宥厳先生】そうですね。
【MAYA】うん、読ましてもらいたいと思いますね。へー、なんか、先生の人生観というか、大事にされてるものが、そこに集約されてる気がしますね。はい、じゃあ、それについてもね、調べて、あのー、見つけたやつを、Facebookの、私の番組ページにアップさせてもらいたいな、なんて思いまーす。
【宥厳先生】はいはい。ぜひそうしてください。
【MAYA】じゃあ、このあたりで、つぎのコーナーに移りたいと思います。
【MAYA】
はい、イベントインフォメーションのコーナーです。今日ご案内したいのは、ゲストでお越し頂いてます、山内宥厳さんのパンの方ですね。
今日のお話に出てきました、楽健寺天然酵母を使ったパンとパン種。えーと、まぁ、自分で作ってくださいねと、番組の中ではね、お話されていたんですけども、このパンは購入することもできます。そして、あの、パン種の方も。
えーと、楽健寺の天然酵母パンは、毎週月曜日に作って、その当日に発送されているそうです。そして、発送先というか、お問い合わせ先は、楽健寺、パン工房ですね。東大阪の方にあるんですけれども。ちょっと詳細は後で、番組のページの方にもあげたいと思います。えー、パン各種、詰め合わせ、いろんなパン、みんなめちゃくちゃ美味しいんですよ。これ私、いつもあるときは全部買って帰りたいんですけど、食パン、ブドウパン、ライ麦パン、全粒粉パン、ヨモギパン、ぷちパン。本物のパンって感じです。もう、体の反応が全然違うから、口に入れると。
で、詰め合わせセットが、5,500円で、割安で、送料とも。毎週月曜日の発送になります。パン種の方なんですけども、楽健寺天然酵母パン種、こちらは作り方レシピもついていて、送料込みで4,000円。こちらも毎週月曜日に発送しています。これはあの、一度購入すると、長く繰り返し自分でも作り続けていくことができるということなんでね、まあ、購入できますけども、先生側としては、皆さん一人一人が作れるようになってほしいなということで、レシピも全部公開されております。ぜひ、味見して、こんな美味しいパンがあるのかと体験してもらって、パン種も購入して作られたらなと思います。
【MAYA】はーい、あっという間にエンディングの時間が近づいてまいりました。今夜のゲストは、楽健法創始者の山内宥厳(やまのうちゆうげん)先生です。はい、二週連続で来ていただいて、いろんな、あの、先生のまだあけてない引き出しほんとたくさんあるので、なんか、まだまだ、聞いていたい話あります、また、ぜひ来てほしいなと思います。
【宥厳先生】よろしくお願いします。
【MAYA】あのー、先生に最後お聞きしたいいんですけども、あのー、人生の中で、こう、いのちが元気になるようなことを、毎週ひとつゲストさんにあげていただいているんですけども、今週もひとつお願いします。
【宥厳先生】この前も言いましたけどもね、ヘソの周りを、右回りに、寝る前でいいですから、布団の中に入って、200回お腹を時計回りに撫でる。
【MAYA】あー、なるほどね。
【宥厳先生】これをぜひ、毎日。
【MAYA】死ぬまで。
【宥厳先生】死ぬまで。どんな便秘の人でも必ず治ってきますし、病気しなくなります。
【MAYA】病気知らずの体になれるそうです。皆さん、これを聞いて、ぜひ今晩からやってくださいね~。今日もね、最後まで皆さんお聞き下さって、ありがとうございました~。
月田秀子「人生よありがとう」
ヴィオレッタ・パラ 「人生よありがとう」
楽健寺天然酵母パンのご注文は、下記連絡先へ。
郵便振替口座 (00990-7-72223 楽健寺)
パン送付時に振替用紙を同封しますので到着後お振り込みみください。
電話と電紙 06-7173-3878
月曜電話のみ 06-6781-7003(パン工房)
http://www2.begin.or.jp/ytokoji/
天然酵母パンのブログ
http://iwarehiko.asablo.jp/blog/cat/bread/
楽健法創始者 山内宥厳先生出演 インターネットラジオ ゆめのたね放送局 「こっからパーマカルチャ-」 一回目
こっからパーマカルチャー
みなさんこんばんは、パーソナリティーのMAYAです
本日は、人間国宝クラスの、とっても素晴らしいお客様をスタジオにお迎えしています。奈良は、桜井市東光寺のご住職で、二人―ヨーガと言われる、足踏み療法楽健法の生みの親、また花のような香る楽健寺の天然酵母パンを奥様と共に40年以上も焼き続けていらっしゃる山内宥厳さんです。叡智の結晶のような奥深く面白いお方なので今日はどんなお話が聞けるのか私もとても楽しみにしています。
山内宥厳(やまのうちゆうげん)さんのプロフィールをご紹介したいと思います。
1936年徳島生まれ。詩人でいらっしゃいます。真言宗いわれ山東光寺のご住職、楽健法研究会主催者、楽健寺天然酵母パンの職人でもいらっしゃいます。1995年から2004年まで日本アーユルヴェーダ学会事務局長を務められました。40年余りに渡り、楽健法と楽健寺パンの教えを広め続けて、80歳になられる現在も、東奔西走なさっておられます。
著書には、詩集「雨季」、「がらんどうは歌う」「共生浄土(ぐしょうじょうど)」のほか、「二人ヨーガ楽健法」「楽健寺酵母でパンを焼く」があります。
今日は、素敵な笛の音からスタートしてくださったんですけども、本当に今日ここにスタジオにお招きできて光栄です。嬉しいです。
【MAYA】 ほんと引出しが沢山 お持ちの方なので、どこからいきましょうね。一番ほっとなところで。
【宥厳先生】 まぁ、あの、私の人生のモットーは、ちゃらんぽらんというふうに生きるということで。
【MAYA】 素敵な言葉じゃないですか。ちゃらんぽらん。
【宥厳先生】 いつも三ちゃら四がくということを皆さんに話しています。
【MAYA】 さんちゃら
【宥厳先生】
あのう、ちゃらんぽらんと生きるということは、ゆとりがあるということなんですね。それで、健康であるということも、体にも心にもゆとりがあるということが、健康なんです。ゆとりが無くなった状態が、健康を損なうということなんですね。
【MAYA】 なるほど~。わかりやすいですね。
【宥厳先生】
だからまあ、ちゃらんぽらんと生きていくということは、気持ちにゆとりがないと生きていけませんので。
【MAYA】 そうですね。
【宥厳先生】 そういう意味で、ちゃらんぽらんと言ってるわけです。
【MAYA】 なるほど~
【宥厳先生】 世間の常識には逆らうようですけど、、、あんまりクソ真面目な人間ではありませんので、
【MAYA】 そうですね~。かなり余裕というか、ゆとりが、人生の年輪と共に感じられる先生です。
【宥厳先生】 まぁ、生涯不良で生きていこうと思って
【MAYA】 わぁ~かっこいいですね。
【宥厳先生】 不良少年と、不良少女が夫婦になって、
【MAYA】 あははは~
【宥厳先生】 それで、パンを焼いているという
【MAYA】 そうなんですね~。奥様も、本当に素敵な、ね。少し姉さん女房でいらっしゃるんですよね。
【宥厳先生】 そうですね。
【MAYA】 今でも、80歳こえてらっしゃるんですけど、ほんと活き活きとした、ね
【宥厳先生】 そうですね。
【MAYA】 かっこいいカップルなんですよ。
【宥厳先生】 あのね、一緒になってね、数年してから家内の歳をはじめて知ったんですよ。
【MAYA】 ええ。
【宥厳先生】 それまで、ちょっと内緒にして、だまされてたんですよ。
【MAYA】 わ~そうなんですね。それほど、魅力的だったってことですよね。年齢を越えても。ね。
【宥厳先生】 まあ、勝ち目がなかったんですよ。
【MAYA】 ははっは そうなんや。そういう夫婦関係なんですね。
【宥厳先生】 そうそう。
【MAYA】 はいはい。
私あの、先ほどから先生と呼ばせて頂いてるんですけど、まあ、私にとって、山内宥厳さんは先生なんですよ。実はそれは、楽健法っていう、ね、健康法。
足で、こう寝てる、横たわってる人を上からこう、踏んでいく。変な説明ですけど、私が言うたら。はい、虐待じゃないんですけどね。
あのう、そういう足の裏で踏んでいくマッサージ法。それを、先生について学ばせて頂いてます。まだ、経験は私はね、浅い、一年未満でさぼりぎみなんですけども、はい。なんか、楽健法についてもね、なんかとても、その、発祥のあたりから。なんか、普通、手とかね、他の部分でやるマッサージは沢山あるんですけども、足でやるっていうのはね、なかなかないですよね。ヨーロッパなんかは特に、え、って感じですよね。
【宥厳先生】
そうですね、あのー、足というのは、体重がいつもかかってますので、だから、軽―く片足をのせてもですね、あの、結構な、圧がかかる訳ですね。
その圧で、足の裏に神経を尖らせながら、体を探って踏んでいくと、その、手で押したりマッサージしたり、手でするより遥かに楽に、体がほぐれるんですね。
【MAYA】 う~ん。やってる側も楽ですよね。指を痛めたりせずに。
【宥厳先生】 そうですね。そうそうそう。
足から健康になっていくという意味では、例えば、竹を踏む健康方法がありますよね。青竹踏み。
【MAYA】 はいはい。
【宥厳先生】 竹を踏んでもね、竹はありがとうとも言ってくれません。
【MAYA】 うんうん、言ってくれません。言ったらこわい。ふっふっふ。
【宥厳先生】 あの、人を踏んであげますとね、喜ばれて、同時に、自分もね、踏んであげる方も元気になってくる。
【MAYA】 あ~それいいですよね。
【宥厳先生】 だから、一挙両得の健康法なんですよ。
【MAYA】 はぁ~、踏んで踏まれて、両方とも元気になる。
【宥厳先生】 そうそうそう。これは、とても大事な観点だと思うんですね。
【MAYA】 そうですね、どっちがだけが受け取るんじゃなくて、巡る感じ。ね、受け取り合い、与え合いみたいな。
【宥厳先生】 だから人はね、あげるのは嫌いで、貰うのは好きっていう人が多いんですけどあの、楽健法をやってると、あげるのが好きになってくるんですよ。そういう感覚が体に生まれてくるんですよ。
【MAYA】 素晴らしいですね。あげることで、自分も元気になるからですよね。
【宥厳先生】 そうそうそう。それと、あげることで、とても喜ばれるんですね。踏む人がね。だから、そういう、例えば、あんまり宣伝はしないんですけども、
【MAYA】 して頂いて結構ですよ、せっかくの機会なので。
【宥厳先生】 あの~、医者に行っても良くならなかった。他の治療法、ずいぶんやったけれども良くならなかったというような人がいて、その奥さんが楽健法習いに来て、一回講習受けて家帰ってやってみたら、10年来のなんかご主人の不調、調子が一気に良くなった、とかね。
【MAYA】 すごいですよね。
【宥厳先生】 ええ、そういう信じられないようなことが起こるんですよね。
【MAYA】 起こってるんですよね~。
【宥厳先生】 それは、何故かと言うと、体の調子が悪いときは、必ずね、どっかが詰まってるところがあるんですね。
【MAYA】 詰まり、コリ、
【宥厳先生】 体っていうのは、全部こう、管の流れで出来上がってますから、流れがちょっと悪くなると、どこかに痛みとか、病気とかが出てくるんですよね。だから、体を元気にしようと思ったら、管の流れを良くしてやったらいいわけですね。
【MAYA】 なるほど~。
【宥厳先生】 で、その、管の流れが滞ってる場所、そこがスイッチなんです。
【MAYA】 スイッチ
【宥厳先生】 そこのスイッチのところというのは、大体足の付け根とか、腕の付け根に、どうしても体の負担の大きい場所に、かかってきますので、そこを足で踏んであげる。
【MAYA】 あ~。鼠蹊部、足の付け根は鼠蹊部。腕は、脇の下とかですかね。
【宥厳先生】 そうそう、腕の、つ、周りですね。
【MAYA】 肩甲骨まわりとかそのへん
【宥厳先生】 だから、まあ、そういうところを足で軽く踏んでいってると、とても、こう詰まっているところが、通りやすいんですね。
【MAYA】 あ~、確かにそうですね。なんか、トイレのぱこぱこってするやつで、ぱこって掃除してもらってる感覚がすごいしますね。
【宥厳先生】 だから、痛いところが必ずしも悪いとは限らない。
【MAYA】 え!?
【宥厳先生】 傷んでるところやは、要するに、電気がついて光っているようなもので、
【MAYA】 あ~、サイン。
【宥厳先生】
その、電気、光ってる電気切ろうと思ったら、スイッチ切りに行くじゃないですか。みなさん、電球外さないでしょ、いちいち。
その、スイッチを切れば、電気が消えるわけですよ。
【MAYA】 ちょっと、今の言葉反復したいですね。
【宥厳先生】
そのスイッチ、スイッチをですね、足を踏んでると、知らぬうちにスイッチ踏んで切っちゃうんですよ。楽健法っていうのは、そういう面白さがあるんです。
【MAYA】 へぇ~~。
【宥厳先生】
だから、この病気を治そうと思ったら、このツボ、なんてのを知らなくても、足で踏んで、ここはえらい硬いなと思うところを少し丁寧に、回数を多く踏んであげますと、そうすると、管がすーっと通るんですね。そしたら、スイッチがぱっと切れて、痛みがぱっと消える。
【MAYA】 へえ~。
【宥厳先生】 そういう感じですね。
【MAYA】 あ~、じゃあ、そんな正確なピンポイントなツボとかじゃなくても、硬いところをこう
【宥厳先生】 ツボを勉強してツボの知識があると、どっか胃が悪いっていったら、胃のツボを触ってあげたらいいんだと思って、ついそういうところに、手がいきがちなんですけど、実はそうでなくて、ツボなんてのは、どこのあるのか、ほんとは解らないようなものなんです。移動もするし。
【MAYA】 えー移動するんですか
【宥厳先生】 そうそう。
【MAYA】 それ知らんかった~。
【宥厳先生】 だから、スイッチが動き回ってるわけですから、
【MAYA】 それは~、へぇ~
【宥厳先生】 だから、足で踏むと、広~く全身を踏んであげるのも、割と造作なくできるでしょ。そうすると、知らないうちに、スイッチを踏んで切ってしまう
【MAYA】 確かに、知らないうちにっていう、特典付きですよね。
【宥厳先生】
だから、まあ、硬いなーって思うところが、だいたいスイッチなんだと思って、全身を踏んであげてるうちに、ここは硬いぞって思うところを、少し丹念に踏んであげる。そういうことで、バランスがとれてきて、あのー、嘘のように治るんですね。
【MAYA】
そうなんですね、硬いところあたりを踏んでいくと、スイッチが勝手にその辺で切れるんですね。
【宥厳先生】
そうですね。そういう感じ。だけどこれは、あの私、長年アーユルヴェーダ学会の事務局なんか、通算20年もしましたけれども、アーユルヴェーダの教えなんかでも、あの、管を通すっていうことを一番重要視しているわけですね。
【MAYA】 管っていうと、脈とかそういうことですか?血管、リンパ
【宥厳先生】 血管も、口から食べて下から出すのも管だし、
【MAYA】 そうですね。
【宥厳先生】 血管も神経も全部、体、管を通ってる
【MAYA】 ああ、そうか。はい。
【宥厳先生】 そういう、管のことをアーユルヴェーダではスロータスというふうに呼んでいるんですけど
【MAYA】 スロータス、へー。
【宥厳先生】 このスロータスの通りを良くしてあげる。
【MAYA】 ふ~ん。
【宥厳先生】
このことだけ考えていれば、病気は治るわけですね。これは、西洋医学でも全く一緒なんですけども、西洋医学では、なんか非常に、あのー、症状に現れたところを、
【MAYA】 うん、対処療法ー
【宥厳先生】 対処療法ですね。そういうところを触って何とかしようっていう風に考えるので、なかなか成功しないってのはそれなんです。
【MAYA】 あ~、なるほど、モグラ叩きみたいな感じで、ここで緩和してっていったら、また別のところで爆発したりとか
【宥厳先生】 そうそう、だから、一番根本のところを、触ってあげたら、そしたら~、あの~、全部通りが良くなっていくんですね。
【MAYA】 なるほど~。
【宥厳先生】 だからまあ、健康管理というのは、管理というのは、管を正すと書くんですよね。
【MAYA】 あっ!おぉ~、ちょっと書き留めたいですね。ちょっとまた、反復して聞かな。
【宥厳先生】
だから、まあ、体っていうのはいつも、こう、自然に、浄化しよう浄化しようと、きれいにしようきれいにしようと働いているんですけれども、それが追っつかないほど汚い物を体に大抵どんどん入れていくんですね。
【MAYA】 添加物とか、環境の悪いところに身を置いたりとかそういう
【宥厳先生】
そういうのが、だから、食養の知識とかがあって、少し食べ物を切り替えていくと、あまり体を汚さない食べ物を食べるようになってくる。そういうのが、いわゆる、食事で病気を治すということですね。
【MAYA】 あ~、体に入れる物とか、身を置く環境だったりとかそういうところ?
【宥厳先生】
だから、そういう意味で、私が、天然酵母パンを焼いて、それで、普及。自分で焼いてください、と言って普及しているのはそういう意味なんですよ。あの天然酵母パンも、発酵食品の、完熟した発酵食品ですので、
【MAYA】 完熟なんですね
【宥厳先生】
ええ、とっても、体にやさしい作用をするんですね。それで、腸の中の細菌叢が、とても良くなってきますので、
【MAYA】
あ~、内側からその、管を、通す。きれいにしていくっていう働きを天然酵母パンでされている。
【宥厳先生】
そうそう。そういうことをやろうとして、まあ、パンも40年以上続けてきたんですけども。
【MAYA】
ね~、すごいですよね。奥様と一緒に、なんか、夫婦おそろいで、もう40年以上ずっとそれを、焼き続けて。
【宥厳先生】 そう。まあ、注文はしないでくださいって言って、
【MAYA】
自分で焼いてくださいって言うんですよね。作り方をお伝えしますからって言って。
【宥厳先生】
そうそう、ノウハウは公開しますのでということで。だから、まあ、楽健法もそうですけども、要するにあの、名人がいてその名人にしかできない治療法なんてのは僕はあんまり、かわないんです。
【MAYA】 なるほど~。
【宥厳先生】 どんな名人だって、100万人の人を治すわけにはいかない。
【MAYA】 いかない。できないですね。
【宥厳先生】 ね、だから、あの人はとても名人だっていうよりも、誰であっても同じように効果があるっていう。子どもが踏んでも効果があるっていう、楽健法なんていうものはね。
【MAYA】 素晴らしいですね~。
【宥厳先生】 どんどん、世の中に広めていきたいなっていうふうに思っているわけですね。
【MAYA】
そうですね。先生のホームページの写真見たら、子どもさん、小学生の子どもさんもいっぱい楽健法やってますよね。誰でもできる。
【宥厳先生】
だから、親子で、もう幼稚園の、幼稚園児ぐらいになるともう十分お母さん踏んであげて、お母さんが踏まれて時期にぐうぐう寝てしまうという状態になるんですね。
【MAYA】 気持ちよさそうですね。
【宥厳先生】
だから、足で踏むっていうことは、とっても得難いことなんで、出来るだけ広めていきたいなというふうに、頑張っているわけです。
【MAYA】
そうですね。なんか、体がしんどかったり、痛い、つらい時は、踏まれてる時もうなんか絶叫したりするときあるんですけど、その後の爽快感がもう、忘れられなくって。やっぱり、管が通るんでしょうね。
【宥厳先生】
なんか、どんな深い疲労感であっても、疲労困憊してても、楽健法すると翌日にはシャキッと、元の体に戻ってしまうという、そういう不思議な治療法ですね。
【MAYA】 そうですね。
【宥厳先生】
でも、これはもう、原理から考えたらごく当たり前のことで、要するに管を通してあげるだけのことですので
【MAYA】
そうですね。詰まってたところを、踏み開いて、通りやすい状態にですね。
【宥厳先生】 だからあの、最短距離で効果があるっていう療法ですね。
【MAYA】
ね~、ぜひ皆さんも体験していただきたいなと思います。私もね、もうほんま楽健法、よく昔倒れてた時に、、ちょっといろいろ、離婚直後の心が苦しんでるときとか、働きすぎて気絶してるときとかにね、よく友だちにやってもらってたんですけど、その都度、次の日ほんまに、スキーーっってかんじですね。あの味を忘れられずに今は、教えてもらいに通っています。
ね、先生のお話、まだ、あの聞いていきたいんですけども、今回は二週連続に先生にお越しいただいて、また来週もね、続きを伺いたいと思います。
それでね、いつも、ゲストさんに来られた方に、その方が日々実践されていることで、いのちが元気になること、喜ぶようなこと、パーマカルチャーというテーマで、活かしあう、自分と自分の関係だったり仲間だったり環境だったり、そういう元気になるような、いのちが喜ぶような暮らしのヒント、なんか続けていらっしゃることで、何か。
【宥厳先生】 そうですね、それはね、誰でも可能なことで、
【MAYA】 それがいいですね。
【宥厳先生】
あのー、私が、毎日欠かさずやってること、これは、もう、みんなもやってほしいんですけど
【MAYA】 はい
【宥厳先生】
寝床にはいって、寝る前に、シャツの上からでもいいですから、ヘソの周りを時計回りにぐるぐるぐるっと、お腹をマッサージして、マッサージというより撫でてもらうんです。
【MAYA】 お腹を、ヘソの周りを撫でる。何回ぐらい。
【宥厳先生】 200回ぐらい。200回やらずに、気持ち良くて寝てしまったらそれはそれでいいんですけど。これを毎日実行してますと、あのー、お腹というのは、植物では根っこにあたる場所ですので、非常に根っこが丈夫になって、それで、便秘のひどい人なんかは、これを続けていると必ず治ります。
【MAYA】 そうですか。
【宥厳先生】
20回ではだめですね、200回やると必ず効果があります。力入れなくていいですから。さーっとお腹200回撫でる。
それをね、今日聞いた人は、死ぬまで、毎日続けてください。
【MAYA】 死ぬまで。どんどん元気になりますよね。もうやめたくなくなります。
【宥厳先生】 そうそうそう。ぜひやってください。
【MAYA】 みなさんぜひやってください。私も今日ぜひやってみます。
楽健寺天然酵母で焼く スコーン
スコーンとは、縁があるようです。
楽健法と言えば、楽健寺天然酵母パン。
この楽健寺天然酵母パンを食べると、お腹のお通じがめちゃくちゃ良くなるので、
計り知れない酵母の力を感じることができます。
楽健寺天然酵母は、りんご、にんじん、山芋、ご飯を酵母菌の餌にしています。
この材料だけでも、体にいい代表勢ぞろいです。
天然酵母のパンと言っても様々ですが、
この楽健寺天然酵母は、とにかくしっかり熟成させます。
出来た酵母はぐつぐつと煮立てられたかのように、気泡を発するほど生きていて、
顔を近づけると、
少し酔ってしまいそうなくらいに、
アルコールの香りがします。
発酵と言っても、本当に発酵している食品とにわか発酵とあるみたいで、
特に日本のドライイーストのパンは、膨らんでいて発酵しているかのように見えますが、
実際は、小麦が最後まで発酵しているかというとそうではない、にわか発酵なのです。
それで、楽健寺天然酵母のパンは、
アレルギーの人が食べてもかゆくならないと話題でして、
その、アレルギー体質の方が、小麦に加えて、
バター、卵などふんだんに使ったお菓子、
今までは食べたらかゆくなってたけど、この酵母を使うと大丈夫
と、
紹介していたので、
作ってみました。
楽健寺天然酵母を使った、スコーン。
いがらしるみさんのスコーン屋さんでバイトしていたことがあって、
その時、毎日スコーンを食べていました。
こちらのスコーンもめちゃくちゃ美味しいのですが、
るみさんのレシピで自分で作ると、どうしても膨らませるためのベーキングパウダーのちょっとした苦味が気になっていたのです。
楽健寺天然酵母でつくるスコーン、とても美味しくて
体にも、とーーーってもいいスコーン。
定番になりそうです。